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コンフォートゾーンを抜け出す意味 | コンフォートゾーンとは

成長

ストレス

心理学

2023/07/03

ひとこと

コンフォートゾーンとは、「居心地のいい場所」という意味です。今の自分で十分に対応でき、ストレスを感じない領域のことを言います。
今回はコンフォートゾーンを抜け出すことの意味について解説していきます。

今回のテーマ

コンフォートゾーンを抜け出す意味について

コンフォートゾーン(comfort zone)とは、ミシガン大学ビジネススクールのノエル・ティシー教授が提唱した概念で、今の自分の力で十分に対応できる、自分にとって居心地のいい場所や領域のことを言います。英語のcomfortは「快適な」という意味がありますね。

私達が生活していく中では、コンフォートゾーン、ラーニングゾーン、パニックゾーンの3つのゾーンがあると言われており、ゾーンの段階が上がるにつれて現状の自分では対応できなくなり、そこに身をさらしたときのストレス量が増大していきます。

その3つの中で最もストレス量が少なく、対応しやすいゾーンであるコンフォートゾーンは、人々がついつい停滞しがちなゾーンです。

人と話すのが苦手な人にとって、人とかかわらずに一人で居る時間はコンフォートゾーンです。ダイエットをしたいと考えている人にとって運動をさぼってゴロゴロする時間はコンフォートゾーンです。

このように、コンフォートゾーンに居続ける限り、なかなか思い通りの自分を手に入れることは難しいものです。

しかし、コンフォートゾーンで体や心を休めることができないと、だんだんと疲れていき、ストレスに負けてしまいますから、コンフォートゾーンにいる時間は必要です。

だから、「習慣」が大事なのです。あなたにとって大変だけれども頑張らなくてはならないこと、それを習慣にしてしまえばいいのです。

習慣にすると、それをすることが当たり前になります。いちいちそれをするために気力を使うことはないのです。

毎日誰かに話しかけてみること、朝起きたらとりあえず15分くらい歩いてみること、そうやって努力を習慣というコンフォートゾーンに収めてしまえばあとは簡単です。

そのためには毎日少しずつコンフォートゾーンを抜け出して、その努力に慣れてしまいましょう。

こうやってすこしずつコンフォートゾーンを広げていき、「何もしなくてすむ家の中」以外のコンフォートゾーンを手に入れてみてはどうでしょうか。

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